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執筆者の写真onorie-2012

尺八とのライブパフォーマンス Live Performance of Shakuhachi and Painting


音楽の即興ライブに合わせてそのイメージを絵に描いたら楽しいだろうな~

と以前から思っていました。

ただ人様にお見せするにはまだまだ技量が足りないな、と思ってきたのですが

今年になって「できそうな気がする!」と何の根拠もなく思いつき、やってみました。

少し頭がおかしくなってきています。

甲府市紅梅通りで毎年秋に有志により行われる「紅梅通り文化祭」。

アルバイトをさせてもらっているカフェキュイエールではいろいろな催しや展示を行います。

そこでスタッフ仲間の高木くんと、

Oto色ー尺八と絵のライブパフォーマンス」と題してパフォーマンスを行いました。

高木くんは去年から始めた尺八の腕をグングン磨き、即興演奏を出来るほどに進化!

もともとギタリストでもあり、曲も作っていて、

私はその音楽に風や光や水音を感じていました。

それは私の勝手なイメージで、本人はその時の気分を表現しているそうです。

このことから、

人の心には常に風や光や水の流れがさざめいているものなんだな!と、

また勝手なイメージをふくらまし、嬉しくなりました。

風や光や水音のように、すんなりと聴ける曲を作る高木くん。

演奏もさらっとカッコよく、いろいろな曲を吹いてくれました。

曲と曲の間には軽やかなおしゃべりも加えてくれ、

尺八の音楽ライブとしても楽しんでいただけたと思います。

不思議体験でした。

音楽が聴こえ、お客様の空気が変わり、そうすると自然にどの色をどのように置くか、次々に浮かんできます。一人で描いているときは起こらないこと。たとえ音楽CDをかけながら描いていても。

この先どうしよう~と、制作の手が止まってしまうことを一番心配していましたが、その心配は無用でした。

時間内に完成できるかどうかも心配でしたが、ちょうど1時間で仕上がりました。

大地と空。尺八の音に乗ってどこまでも飛んでいくような感じを表現しました。

今の自分にできることは出来た感覚で、音楽とお客様と場所のおかげと、ステージを終えたミュージシャンのようなコメントが思い浮かびました。ほんとうに不思議です。

その場を共にしてくださった皆様、ありがとうございました!

終了後、

「音楽が色に変わるのがこれまでに無い体験だった」「楽しかった」「感動した」

と、たいへん嬉しいお言葉をいただきました。もともと絵を描くのが好きだという方に「私も描きたいと火がついた」と言っていただいたのも嬉しかったです。

不思議体験は、見てくださっている方もだったようで、ほんとうに不思議です。

出来上がった作品はライブ感たっぷりで勢いがありますが、粗削りです。

個展で飾ったりするものではなく、

この場でできたものとしてだけお見せするもののように感じています。

自分にできることを出来たとの満足はありますが、

研鑽を続けていこう、と改めて思います。

とても楽しかったので

形を変えてまたやりたいな~と、調子に乗っています。


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