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  • 執筆者の写真小野理恵 Ono Rie

「絵画の見かた reprise」

更新日:2021年3月4日


先日行われた梅津庸一氏監修「絵画の見かた reprise」を、記録しておきたいと思います。

2021年1月16日~31日、神楽坂にある√K contemporaryにて行われました。

美術手帖2020年12月号「絵画の見かた」特集と連動した展覧会です。


私は美術手帖には載ってはいませんが、掲載作家さんの中に混じって、

2点展示していただきました。








√K contemporaryは、神楽坂にある新しいギャラリーです。







梅津庸一さん陶芸作品の代表作、

《花粉漉し器》

の隣に置いていただき光栄です。


小野理恵

右《紅色のひかり》

左《水》




 梅津庸一さんは美術家で、油彩やドローイングなどの絵画をメインに、近年は陶芸作品も制作する作家です。並行してパープルームという私塾を主宰、若い作家と伴に生活しながら作品発表を行い、またパープルームギャラリーでの企画展示、批評、論評執筆、講演などを行っています。

 私は昨年web美術手帖の記事、長谷川繁さんとの対談で梅津さんを知り、強い印象が残りました。かなり年上である長谷川さんに対し鋭く指摘していて、長谷川さんが「酷いなあ」と言いながらも笑って許していることに衝撃を受け、他にも気になる点があり、パープルームの活動を調べるようになりました。

 梅津さんの動画や論評から、その勉強量に驚きました。たくさんの作品をよく観て知っておられ、絵画の捉え方に共感と学ぶことが多く、さらに私が漠然と感じていることを言語化してくれている!と感じたのです。

 そして作品が素晴らしいです。パープルームの他の皆さんの作品も素晴らしいです。

 そこで刺激を受けたいと思い、展示を見に行きました。勇気を出して相談も持ちかけました。そんな中、今回の展示にお声掛けいただいたのです。


 本当にありがたい機会をいただきました。緊張で震えました。凄い作品に混じって、自分はショボい存在なのではないかというのが一番の心配でした。キュレーションのおかげもあって、ひとまず絵の強さは負けていないと思えたのはひと安心でした。とはいえ、近代~現代の逸品揃いの中で、まだまだだなと思わされました。


 逸品揃いの展示写真を以下に掲載します。100点を超える作品一点一点の鑑賞体験が深く残っています。そのように意図された見応えのある展示でした。


 


1F


イントロダクション


kishi yuma

《告白》







島田章三

《初冬》

















服部しほり

《人魚図》


池田剛介

《抽象表現マンガー原画(stroke#29)》

《抽象表現マンガ(stroke#17)》






リチャード・オードリッチ

《untitled》


梅津庸一

《パームツリー》














KOURYOU

《諸芸術のタテモノたちが佇む聖なる廃墟2》










梅沢和木

《Eternatus Core》







西村有未 

《心(heart&mind)》

 







たんぱく質 

《ドローイング(天使の絵)》

《ドローイング(日記の絵)》



ペロンミ 

《八木山で見た人たち》

《いつも不安》











たんぱく質

《ドローイング(水とか生き物の絵)》








 ペロンミ

《死んだ魚みたい》

《何もない自分の肖像》

《いのり》

《ベイビーベイビー》








石井海音 

《room2》




















西村有未

《焚火を超えて融解する、雪娘。》








梅津庸一

《パームツリー》









《ヌーディストビーチ》




















カジ・ギャスディン

《人の影》

《雨あがり》






藤松博

《孔雀の羽と人面》








岡鹿之助

《三色菫》



















青木陵子

《ダーティーワーク・消えたもの》







梅津庸一

《カネオエ基地》






《ミズタマ》

《3月の夢》


《不詳(侵犯)》

《不詳(小型蒸留機)》

《不詳(室内装飾)》





《プレッツェルシップ》









落田洋子

《早く忘れなさい》








2F



梅津庸一

《パームツリー》







《夕陽》






写真無しですが素敵でした。

安藤裕美

《絵画の見かた》アニメーション


梅津庸一

《天岩戸》









《海底の加賀》









《入江》










安藤裕美

《パープルームで作業するシエニーチュアンと梅津さん》










落田洋子

《コメントしますか?》


梅津庸一

《花粉漉し器》



小野理恵

《紅色のひかり》







高松ヨク

《girl in the darkness》










《night train》










《月のクルーズ》










島田章三

《鳥のいる風景(題名不詳)》








藤松博

《レモン》





















梅津庸一

《人魚の物置》










《沈没船》










《マーメイドハウス》










安藤裕美

《深夜に読書する梅津さん》









梅沢和木

《APEND GOTTAMIX》

《NEW!! SKIN》


しー没

《サイバーねむの木》


若松光一郎

《Autonomy》




塩川高敏

《浮遊》








杉全直

《方形C》























ペロンミ

《夢》

《Twitter キャッチャー》

《りんごだいすき!》

《hope》

《まともな人間になりたい》

《モヤモヤ》

《植物園を散歩し》

《いっぱいりんごを食べる夢をみた》

《ぜんぶになりたい》

《天使》

《お庭》

《マイハードピンチ》

《昔のともだち》

《犬とわたし》

《消えちゃいたいなタウン》

《MALICE MIZER1》

《MALICE MIZER2》





















































B1F





しー没

《√没1》

《√没2》

《√没3》

《√没4》














梅津庸一

《仕切のあるボート》











田中秀介

《横風情》










服部しほり

《鬼いづる》





















リチャード・オードリッチ

《untitled》





















星川あさこ

《孤独》

《生きる》

《存在》

《船》

《リズム》


《生きる》




















海老澤功

《1004》




















續橋仁子

《トルコの旅から No.2》






















梅津庸一

《海底に沈んだ戦艦加賀の部品》








《赤いフロアの展覧会について》




















田中秀介

《化門》










木下晋

《願い》









《生命の営み》























中園孔二

《無題》




















弓指寛治

《挽歌 2020》





















梅津さんによるギャラリートークの動画もご参照ください。約30分ずつです。


★絵画の見かた reprise ギャラリートークPart1 https://youtu.be/f7C9COCRmqg


★絵画の見かた reprise ギャラリートークPart2 https://youtu.be/NldVdirEPkg

 (拙作についてはPART2の27:30頃)


★絵画の見かた reprise ギャラリートークPart3 https://www.youtube.com/watch?v=ZJAkO59MEiA


★絵画の見かた reprise ギャラリートークPart4 https://www.youtube.com/watch?v=FTKlVhMi0bI




ここまでご覧くださった方は、かなりの絵画好きとお見受けいたします!

ありがとうございました!



















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